30代で転職回数が多すぎると「信用がない」と思われ、転職したくても身動きが取れなくなっている、あなたに伝えたいことがあります。
それは「30代で最も多い転職回数は3回が平均だよ」ってことです。
リクナビのデータでも証明されていますが、採用担当者も3回目の転職を目安に「転職回数が気になる・気にならない」を判断している傾向にあります。(事項でデータ提示しています)
ですが、結論から言えば【転職の回数よりも、転職をしてきたことで、あなたがどのように成長してキャリアを積んできたのか】を重要事項としているようです。
確かに、転職を繰り返すと「信用がない」「長続きしないだろう」と思われ転職活動の足枷になる気がする転職回数ですが、このページでは実際に、平均転職回数が多くても転職活動を有利に立ち回れる3つの重要事項をお伝えしますので参考にしていただけると嬉しく思います。
30代の転職回数は実際にどれくらいが平均値?
求人サイト大手、リクナビネクストで採用担当者に何回目から転職回数が気になるのかアンケート調査を行ったところ「3回目」と答える担当者の声が圧倒的に多かったです。
参考:リクナビ転職回数データ
データを見ればわかりますが、3回目が40%と多い結果となっていますが、4回目・5回目から気になる採用担当者も多いことがわかります。
全体の数値から見て実に68%が「3回から5回」までの転職回数に差し掛かると「気になる」と答えているのがわかりますが、実際に3回から5回まで30代でも転職を志願していることが十分にわかる数値だということです。
採用した中で転職回数が多い回数は?
採用された転職者で一番多かった転職回数を調査したところ
こちらもやはり「3回目」が圧倒的に多い結果となっています。
参考:リクナビ転職回数データ
また、ここから見るとわかるように転職に関するデータは「3回目~5回目」あたりが全てにおいて判断基準になることがうかがえるでしょう。
担当採用者の目線から見る転職回数と本音
採用者目線から見ると転職回数は、判断基準の1項目にすぎません。
実際には、担当採用者は転職回数よりも「転職した回数によって何を前職で得て、どのように成長してきたのか?」重要視しているようです。
短期間で転職を繰り返す方は、入社いただいても長続きはしないと判断しています。ただし、4回転職しても明確な理由があれば特に問題にしません。【メーカー系(素材・医薬品他) 100~300人未満】
担当採用者の声:リクナビネクスト
また、当サイトで某外資系車ディーラーの営業とお話する機会がありましたが、
「やる気があるのであれば、職務経歴は関係ない。それよりも営業は数字を上げることでしか判断できない」と言ってたくらいです。
転職回数よりも、「前職までの得たキャリア」を重要視する企業もあれば、「前職のキャリアを全く参考にしない」企業もあることがわかります。
特に、キャリアを機気にしないのがベンチャーキャピタルや外資系企業に多くみられる特徴で、ベンチャーなどは経歴よりも、動ける即戦力を探す傾向にありますので、裸一貫で違うキャリアを積み上げていきたいのであれば挑戦しても良いでしょう。
30代の転職で守りたい3つのルール
30代からの転職で複数回の転職経験があるのであれば3つほど守りたいルールがあります。
- 転職エージェントを使うこと
- 職務経歴書は細部までしっかりと作成すること
- 面接まで進んだら自分のペースを崩さないこと
この3項目は、30代で何回転職を繰り返しているのであれば、注意しながら活用したい項目です。あなたにどれほどの高キャリアがあっても、スキルを活かせる職場に転職できなければ意味ありませんし、キャリアの棚卸しをしっかりとしなければ、薄っぺらい職務経歴書になってしまうでしょう。
そして、最終面接まで残っても、相手主導のまま話をすれば、望んでいなかった部署に配属されたりして
ですから、この3項目はしっかりと自分ルールとしてして活用してほしいところです。
1.転職エージェント使うこと
30代からの転職は20代のころとは違い、最終転職チャンスともいわれています。
実際には40代からハイキャリア転職を狙う人もいますが、30代の内に「これからのキャリア構築」の基となる職種に転職できるかが重要なカギとなります。
20代のころは、友人が違う企業に転職して、「年収も上がり幸せそうだなぁ。それなら私も転職しよう」など、甘い気持ちで転職するのも20代の特徴。また、新卒に関しては「連休明けに仕事行くのが嫌だから退職代行使って辞めよう」っと軽い気持ちで会社を辞める人も今の時代多いです。
退職を上司に言いにくい場合は会社に嘘の退職理由を伝えるはもう古い?今流行の転職代行を活用せよ!を参考にすることもお勧めします。
ですが、30代ではそんな軽率な行動は許されません。
軽い気持ちで3回以上転職活動をすれば、人事に「長続きしなさそうな人だな・・・」と見抜かれてしまうでしょう。
それならば、真剣に転職活動をしていただきたいですし、3回以上5回以内の転職で自分の理想の職種・業種に就くのであれば、転職のプロにお願いすることです。それが転職エージェントです。キャリアコンサルタントは「転職回数が多くても採用されるコツを熟知」してますから、あなたが希望とする職場に採用されるまで徹底的にサポートしてくれるでしょう。
転職エージェントの中でも私が、利用してよかったエージェントは、総合的にみるとJACリクルートメントとビズリーチエグゼクティブ転職でした。
20代のころはリクルートエージェントも活用した時期もありますが、30代は何かとキャリアの構築や高年収を狙っていきたい年代となるので、私はJACリクルートメントとビズリーチを利用しました。
総合的に幅広い分野の企業を検索したいのであれはば、求人大手のDODA(デューダ)も使い倒すことが良いです。
2.職務経歴書は徹底したキャリアの棚卸しをする項目
30代で転職すると3回ほど転職している人も多いので転職回数はそれほど気にすることはないです。
ですが、転職回数が多いのであれば職務経歴書の書き方も、少し工夫が必要になります。
キャリアの棚卸しをしてみよう
キャリアの棚卸しをすることで、今まで自分が「どのように企業に戦力としてかかわってきたのか」が明確にわかるはずです。
キャリアが綺麗な人は「一貫性」があります。
20代から培ってきたスキルや資格にも無駄がなく時系列を見ても、出世する人は本当に一貫性があるものです。業種が変わっても職種が変わらないのであれば、専門的スキルがあることがわかりますし、職種が変わっても業種が変わらない人は、その道のスペシャリストを分かるものです。
また、キャリアに一貫性がなくても支障はありませんが、その場合は職務経歴書に「これからどのように会社に貢献できるのか」また「転職先でやりたいことを明確にする」必要があります。
職務経歴書は、あなたの歴史ですか、それをどのように見せるかはあなた次第ですが、書き方がわからないのであれば、A4用紙などにまとめてみるのがいいでしょう。
転職回数などは、ごまかして書かないようにしましょう。3回から5回の転職回数が理想ですが、10回転職してるケースもありますし、嘘を言ってもバレるだけです。
3.面接は自分のペースに持ち込む
数回の転職経験がある場合、「なぜ転職回数が多いのか質問される」ことが多いことでしょう。
ですが、安心してください。
面接はあくまでも最終試験であり、最終選考まで残るのであれば、企業サイドとしても「転職回数が多くても秀でるものがあるから面接をしよう」と思い最終選考まで残すのです。
その時は、自分のペースを崩さずに、
- 御社で貢献できることを伝え前向きな意思表示をする
- 前職からのキャリアから一貫性があることを提示する
- 30代なりに責任感やマナーや礼儀があることを示す
これらのことを頭の片隅にしっかりと叩き込み、最終面接で自分の意思表示をすることです。
結局のところ、転職をすることは、前向きに会社と向き合う姿勢があるのですから。
【結論】30代の転職は3回~5回の回数がアッパーライン(ただし例外もある)
30代からの数回の転職に臨むと、
退職に明確な理由があり、転職先で
ただし、5回以上の転職経験だと、
ですが、心配ないでしょう。
そんなときは、サポートしてくれる転職エージェントに依頼することであなたの不安は解消されることでしょう。
このページで紹介した転職エージェント公式サイト
このページで紹介した、私も利用経験のある転職エージェントを記載しておきます。
高年収が狙えるビズリーチ
ビズリーチ公式サイト
外資系にも強いJACリクルートメント
JACリクルートメント公式サイト
国内:http://www.jac-recruitment.jp/
海外:http://www.jac-recruitment.jp/market/global/
求人数最は日本一DODA
doda公式サイト
総合的に強いリクルートエージェント
リクルートエージェント公式サイト
今まで何回も転職をして「自分の適性職種・業種の分野がわからない」のであれば、
同系列リクナビネクストの「グッドポイント診断」を利用するのもいいでしょう。
リクナビネクスト公式サイト