転職が当たり前になってきた昨今。転職を考えているあなたにどうしても伝えたいことがあります。それは『転職は自分の意思決定でするものだよ』ということです。
今の時代、
『上司とウマが合わないから転職しよう』
『自分の力を他の企業で試したい』
『もっと自分の評価を認められたい』
などと、人によって転職する理由は様々ありますが、『あいつが転職して幸せそうだから、私もチャレンジしてみよう』などと人に流されて転職するのは良くないよ。ってことです。
確かに今の時代、昔と違い転職することが当たり前のようにな風潮になりましたが、あくまでも今まで転職をしてきた方には、それなりの動機があります。
隣の芝は良く見えますが、実際に転職して成功した人、失敗した人もいますので転職だけがすべてはないことを理解する必要もあります。
このページでは転職は当たり前の時代になったけど、『転職を当たり前と決めつけるのは危険だよ』『転職の考え方は昔とかなり変化したよ』などを紹介したいと思います。
終身雇用の崩壊が転職を当たり前にさせた?
昔であれば、入社した会社に一生身をささげることが当たり前の時代もありましたが、終身雇用の崩壊とともに、転職事情は大きく見直されてきました。
日本よりも海外のほうが昔から、転職に対して積極的なイメージがありますが、リーマンショックやサブプライムローンなどと世界を震撼させた職への不安も背景にあるのかもしれませんね。
自分では『まだまだ働ける』と思っても『企業が潰れる』こともありますので、終身雇用が一生安泰という時代はもう、古い考えなのかもしれません。
ましては、2029年ころにはAIが人間の知能を超えるという説も出てきてますし、2045年ころには技術特異点に達する言われていますので、確実に人を必要としない業種が出てくるものだと考えられます。
いまだに、『終身雇用は安泰』などと言っている人のほうが、この先取り残される時代になるのは目に見えているので、今の段階から転職を視野に入れるのは、もはや「当たり前」と言ってもいいでしょう。
転職をあたり前にすると後悔する人も?
ただ、転職が当たり前の時代になると言っても、それだけを鵜呑みにするのは危険です。なかには、AIが介入できない分野の職種もありますので、今現在その分野に居る方であれば、その分野を極めることもアリだと思います。
話は少し脱線しますが、2020年に開催される東京オリンピックもそうです。オリンピックは人が自分の体を酷使して、限界に挑戦する競技でもあります。
オリンピックレコードを出すことで、その先には解説者としての仕事もあったり、AIではできない仕事もあります。そんな彼らが、オリンピック終わった後に、社会人頑張ります!なんてなったら可笑しな話ですよね?
彼らは、競技人生の延長に待っている職種は確約されているのに別に別の職種を選ぶ必要が無いのです。
このように、転職をしていい人もいるし、転職すると逆に人生の歯車が大きく狂う人もいますので、転職を当たり前という考えを持つと後悔するよ。ということです。
転職するのに、異業種に挑戦する人も見かけますが、あくまでも得意分野の延長線上で転職をしたほうが、良いパフォーマンスを得られることがわかると思います。
転職があたり前と思う人には2のタイプがいる
転職が当たり前と思う人には2つのタイプが居ます。
- ネガティブな理由があり転職をしなければならない人。
- ポジティブな理由があり、転職をする人。
この2つのタイプに確実に分かれます。
ネガティブな理由で転職をしなければならい。
ネガティブな感情で転職をしなければならない人は、会社に対しての不満だったり、人間関係のが上手くいかなくて、今すぐにでも職場の環境を変えたい人たちです。
転職が当たり前になった時代、ネガティブな理由がある人たちは、我慢をしなくていいわけですから、『今の職場に居たくない』のであれば、積極的に転職活動をすることです。
今の仕事が辛いと思っているのに『自分だけ辞めれない』などと遠慮して我慢するのは、メンタル的にも良くないことです。ストレス溜めて追い込まれて身動きが取れなくなるまで我慢すると精神的に崩壊しますし、最悪の場合、『死』を招く結果にもなるからです。
年々、自殺者は減少していますが2017年の全国の自殺者は21,127人で東京都や埼玉などの都市に居る方の自殺者が多いのも結果として出て言います(死亡率では秋田県がトップ)
都心などで酷使するサラリーマンなどに多くみられるのが過度の残業や業務過多によるストレスから身を投じている人も多いのですので、死ぬ勇気があるくらいなら転職して、自分の人生を自分の手で変えるほうが絶対に良いです。
ポジティブな理由で転職をする人。
ネガティブな理由で会社を変えなければならないと思う人がいる一方で、ポジティブな理由で転職をする人もいます。
- 自分のキャリアアップの為に転職をする
- 得意なことを武器に転職をする
などと、自分のスキルをよく理解しながら前向きに転職をする人です。この手の人たちは「自分のキャリを細かく設計してる人が多い」です。
キャリアアップ転職をする人にも2パターンいて「結果を出して自信をつける人」と「自分に欠けてるものを補うための転職」をする人がいます。
20代など社会人として日が浅いうちは「キャリアを積むため」に会社を利用しよう!という気持ちで勤めると気が楽になりますし、職人気質に近い職種であれば「仕事を覚えらせてもらいながら給料をもらえる」という気持ちで働くと若いうちは年収が少なくても我慢もできます。
また得意なスキルがあるのであれば、トコトン伸ばすことです。
例えば、語学が堪能であれば、通訳や翻訳家にもなれますし、外資系の営業なども目指すことも可能です。そんな時には、『JACリクルートメント』など海外転職に強い、転職エージェントなどを利用して転職することも視野に入れるといいでしょう。
最後に:転職は悪いことではない
最後にお伝えしたいのが、転職が当たり前の時代になっているのにも関わらず、
『転職することは悪いこと』
と決めつけている人が多いということです。戦後の日本は足並みを揃え経済発展をしてきたせいか『出る杭をトコトン打ち付ける』という、悪い風習があります。
ですので、『転職=悪いこと』というイメージがついていますが、我慢してストレスを溜め込んで最悪な結果を招くのであれば、転職して自分の人生をハッピーにしたほうが絶対にいいです。
大体、転職に対して悪いイメージを植え付けるのは、役職がある人がほとんどです。
『俺の時代には考えられないことだよ』とかグチグチ言いながら、退職することを引き留めるのはいつも、上司なのですよね。そんなことを言う上司があれば『基本無視』することです。
そこで『私はあなたと違いますから』などと反発すれば、最終的にお互いに嫌な気分になりますので、転職をして心の中で『私は私なりの自由を勝ち取ったぞ!このハゲ上司め!』と小さくガッツポーズするほうがスッキリしますよ、笑
転職をするのでは、最低3社くらいを使い分けよう。
転職して自分のなりの勝ち組になるのであれば、転職サイトや転職エージェントを最低3社ほど登録して見極めてみることです。
1社だけで求人検索をするとどうしても、当たり外れを見分けることが難しいですのでそんな時の為に最低3社ほど無料登録して転職先を探してみましょう。
- リクナビネクスト
- DODA
- リクルートエージェント
- JACリクルートメント
- マイナビエージェント
このあたりを選択していると、自分に適正職種を探せることでしょう。
リクナビネクストは、転職サイトですが、グットポイント診断などもできますので自分の適性を探すこともできます。転職に必要な(履歴書の書き方や職務経歴書の)ノウハウを丁寧に紹介していますので転職するときの不安を全て解消してくれます。
DODAは取り扱い求人数が業界でずば抜けてますから、ほとんどの求人を網羅することが出来ます。また非公開求人数もかなりありますのでエージェントに相談してみると効率よく優良企業を紹介してくれるでしょう。
リクルートエージェント・JACリクルートメント・マイナビエージェントなどは、しっかりと登録時の職務経歴を書くことでレスポンスがかなり違いますので、転職を本気で考えているのであれば、登録時に5分程度の時間をしっかりと確保して経歴を記入してみましょう。
また20代であれば、マイナビエージェントを利用する人が多い傾向にあります。
30代からであれば、リクルートエージェントやJACリクルートメントのほうが良い良いパフォーマンスを得ることが出来ます。
自分の年代によって使い分けることが、「当たり前になった転職市場」で勝ち抜くためのポイントになることでしょう。