転職に成功するポイント

会社員から職人への転職は絶対に辞めるべき!では転職先は?

手先が器用だから会社員から職人に転職しようと決意している、あなたに言いたいことがあります。

それは【職人になるとお金に苦労するし、安定した収入を確保できないよ】ということです。

 

会社員としての年収に満足しているのであれば、絶対にその会社に居座るべきです。

その一方で、会社員として今の年収に不満があるのであれば、職人に転職するよりも、他業種への転職が家族も安心します。

このページでは、会社員から職人になるのは【少し考えたほうがいい理由】や【職人の現実的、金銭事情】についてお話をしていきたいと思います。

手先が器用だけでは職人として成り立たない

手先が器用なら、誰もが「俺は職人としての才能がある」と思うかもしれませんが、ここでは、「手先が器用でも職人として成り立たないよ」についてお話をします。

モノづくりに興味があっても、趣味のレベルで我慢するべきですし、実際にケガも付きものです。

そのあたりをもう少し、掘り下げて話していきたいと思います。

手先が器用と自負するのであれば日曜大工で我慢する

なぜ、日曜大工で我慢するべきか?については年収面にあります。

職人の世界で、ボーナスなんて言葉は、ほとんど聞くことはありませんし、はっきりと言えば、月給制ではないところが多いです。

月給制ではない=日給ベースで雇われることになります。

 

もちろん、仕事が毎日あればいいですが、仕事が薄い会社だと2つほど、言われることがあります。それは、

  • 仕事がないから今日は休んでくれ
  • 雨で仕事ができないから今日は休み

このようなことは、職人の世界では日常茶飯事ですので、サラリーマンとして働いている人から見れば「休めるなんてラッキーだ!」などと思うかもしれませんが、日給で雇われてるのであれば、月の収益が安定しないこともよくあります。

それで、あれば日曜日や大型連休時に自分の家をDIYするほうが、絶対にいいですし、家族にも年収面で迷惑もかけることもないのです。

職人に定年はないが、ケガした時のリスクが高い

職人として働くのあれば、ケガをすることも多いです。

擦り傷や捻挫くらいであれば良いですが、骨折などしたら1か月は最低でも動けなくなるでしょう。その時に貯蓄があれば乗り切れますが、貯金がないのであれば生活ができなくなります。

労災などあまり期待しないほうが良いですし、使おうとすると会社から嫌な目で見られることも正直あります。

昔から職人は「ケガと病気は自分持ち」と言われているくらいです。

ケガもしなければ、確かに定年以降も働ける業種もありますが、足場に上って作業する業種であれば年齢制限がありますので注意するべきです。その前に言えることは職人の世界はケガも付きものなので痛い思いをするのであれば、会社員のほうがケガするリスクは少ないよってことを覚えておいてください。

最悪の場合、作業中に命を落とすこともあるのですから。

今の生活レベルの年収を期待してはいけない

例えばの話ですが会社員として年収450万円あるのであれば、職人に転職などとどまるべきです。

職人になろうとしても、はじめは見習い期間もありますし職人として一人前になっても、年収450万円以上を貰える人は一握りの人です。

職人の親方(社長)であれば、職人の給料は安くしたいのが本音ですし、年収450万を給料として支給するのであれば、雇用契約から請け負い契約に変える人が多いです。

そのほうが、仕事がないときは仕事を発注しなければ会社としては余分な人件費がかからないのでコストカットにもなりますし、会社の財布も痛みません。また、仕事が忙しい時だけ応援として呼べばいいだけの話です。

将来的に独立するのであれば、1から頑張るのもアリだと思いますが、独立すれば、営業・見積り・工事・請求書・アフターなどを自分が管理するわけです。

先ほどの話では触れませんでしたが、手先が器用なだけではやっていけないよってことです。

職人の給料は高く見えるが実際には少ない

国交省から「平成31年(令和元年)3月から適用する公共工事設計労務単価」が発表をされてますが、この単価だけを鵜呑みにして転職するのは良くないです。

例えば、とび工の単価は 27,000円とされてますがあくまでもこれは業者が請ける単価であれ、これがあなた自身にすべて入るというわけではないのです。

塗装工は27,900円となってますが、それでも一番できる職人に支払う金額で言えば18,000円~20,000円が上限でしょう。

 

例えばの話で、3年目の塗装職人であれば、11,000円~12,000円あたりが妥当な金額です。これで、文句を言う職人であれば、【他の会社へ行ってもらっても結構】で済む話です。公共の単価は確かにいいですが、民間を相手とする工事であれば、公共単価で請けようとすれば、「高いから無理」と施主サイドに言われて仕事にありつけないと思います。

 

会社の将来に不満があるなら転職先を探す

会社の将来に不満があるのであれば、転職するのも1つ手です。

 

ですが、職人の世界への転職は辞めるべきです。とにかく職人の給料は安定しませんし最悪の場合、倒産する企業もたくさんあります。【ここの企業は公共の入札も入っているし、将来も安定する】だろうと思ってはいけません。

実際に公共事業をやっている職人系企業で、倒産している会社を何社も見てきたので・・・

  • 職人に転職しないほうが良く理解できた。
  • 今の会社の給料に満足している。

と、給料は満足だけど、

  • 辛い業務内容
  • 転勤しなければ出世できない

精神的・肉体的ストレスを抱えるようであれば、転職することは十分に良いことだと思います。

初めての転職に使いたいサイトを3つ紹介

転職も目的はあくまでも「自分の生活が豊かになること」を大前提にすることです。

転職してみたら、逆に前の会社よりも「給料が減ってしまった」「精神的ストレスが増えた」などえは本末転倒です。

転職して「年収は変わらなかったけどストレスや不安は解消された」のであれば、転職は成功ですし、社内が明るい職場であれば、会社に行くのもウキウキしますよね。

そんな転職活動をしたいのであれば、転職のプロと一緒に転職活動をするのが一番効率的です。

 

転職のプロとは「エージェント(交渉人)」と言います。

ポイント

エージェントとは、プロ野球選手が海外メジャーに移籍するときにエージェントを付けて交渉し、給与面や待遇などを効率よく最大限により良い方向へ持っていくように、転職もエージェントを利用し自分の就きたいポストや給料面を交渉できるので、一人で転職をするよりも格段に成功すると言えるでしょう。

そんなエージェントを活用し転職をするのであれば、

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • JACリクルートメント

この3つのエージェントを同時利用、もしくは転職サイトから乗り換えたという声がありましたので簡単に紹介したいと思います。

 

『リクルートエージェント』

『リクルートエージェント』はリクルートキャリアが運営する転職エージェントですので『リクナビネクスト』の姉妹サイトだと思ってくれればよいです。

リクルートエージェント

 

『マイナビエージェント』

『マイナビエージェント』も『マイナビ転職』の姉妹サイト。

マイナビエージェント

DODA(デューダ)

人材派遣型大手のパーソルキャリアが運営する、転職サイト兼エージェントサイト『DODA』はリクナビネクストとマイナビ転職とは少し異なります。

  • 求人数がダントツに多い
  • エージェントも併用してる
  • 求人数は 135,806件(3月26日現在)

DODAは、他の転職サイトやエージェントサイトと違い、直接応募ができたり、エージェントに相談できたりと転職経由が2種類あるので、他の求人媒体よりも転職案件数が豊富です。

また企業からのスカウトやエージェントからの紹介、システムからの自動レコメンド機能もありますので様々な角度から提案を受けることが可能です。

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またグループ転職サイト『MIIDAS(ミイダス)』も登録すると良いです。ミイダスは『企業からのオファーだけが届くシステム』で始めに職務経歴書を登録時に書き込むだけで、あなたを欲しいと思う企業からオファーが届きます。

逆に、自分からエントリーするわけではないので、一度登録すれば後は待つだけですので、転職活動に全く時間が取れない人であれば利用することをオススメします。

 

『サイト名』DODA(デューダ)
『公式URL』https://doda.jp/
『運営会社』パーソルキャリア株式会社

 

まとめ

会社員から職人への転職は現実的に良くないことがわかりましたでしょうか?

それでも、今の会社に対して不満があるのであれば、他業種へ転職したほうが絶対に良いということです

手先が器用で職人の世界に足を踏み入れたくても、日曜大工で我慢することが一番良い結論だと思いますし、家族にも迷惑がかからないと思います。

 

このページは実際に、建築会社を経営する私が書いていることですので80%ほどは信用していただいても良いと思います。残りの20%は、私の考えが全てではないということです。お金に困っても職人として手に職をつけたい人もいると思います。

自分の人生の主役はあくまでも自分です。ですが、パートナーを不安にする転職であれば、それはきっと不正解の選択となると私は思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

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