売り手市場が続く中、就活や転職活動してても上手にいかない…と悩んでいる男性と女性に伝えたいことがあります。それは、『就職や転職にはタイミングも必要だよ』ということです。
転職者216名の方にアンケートを取った結果、実際に転職活動をしても、なかなか内定も貰えない方の本音は
- そもそも転職サイトで転職できるわけがない
- 転職エージェントに登録してもロクな求人がない
と、転職サイトやエージェントに複数登録をしているのにもかかわらず、なんの音沙汰もないので、『本当に転職サイトなどで就職が決まる人がいるかも疑わしい』と思っている人もいるようです。
実際に転職できなかった人は216名中、3名いましたが、3人のかたのアンケートを読んでた結果、ある共通点がありましたので、このページでは『転職サイトやエージェント利用しても転職できない理由』と『転職や就職はタイミングだよ』のお話をしたいと思います。
転職はなぜタイミングが必要なのか?
国内の人材不足が懸念されてる中、なぜすべての転職者が希望する企業から内定を頂けないかと言えば、『間違ったタイミングで求人選択』をしているからです。
実際、高卒でも上場企業に就職や転職できてる人もいれば、高学歴出身の人材でも上場企業に就職や転職できない人もいます。
ここで、じっさいに私の周りので起きた就職と転職の話を3つほど紹介します。
- 高卒で上場企業に就職した、私の母親の話
- 高卒で上場企業に就職した、私の友人の話
- 高卒者で20代後半に上場企業に転職した私の友人の話
高卒で上場企業に就職した、私の母親の話
すべてが実話になりますが、私の母親は高卒と同時に上場企業、富士◯ィルム(当時の社名)に入社します。
その年は、地方工場の拡大に伴い高卒・短大卒を優先に求人を募ったそうで100人ほどが入社したそうです。ちなみに4大卒は本社採用。そして、翌年の求人は20名とかなり求人数が下がったみたいで、まさに就職はタイミングということがわかりますよね。
実際に、私の母は30年間、事務職と勤め早期退職しました。ちなみに最後の頃の年収は地方の事務職でも大手企業なので『680万』ありました。
高卒で有名企業に就職した、私の友人の話
こちらも、高卒からの地元の上場企業に就職した友人の話で、就職先はア◯ヒ飲料の地方工場です。(現在はアサヒグループHDの事業子会社)
約20年ほど前に地方工場が建設され地元の高卒者の多くが、この企業に内定をもらいました。建設完了まで1年の期間があったので、1年間は兵◯県の方へすべての人が研修へ行き、1年後に地元の工場で働くことになりますが、1年後の年収は地方で『480万』ありました。
基本残業がメインなので、20歳(当時)でもそれなりに稼げましたが、20年ほど経った今、友人は課長クラスへ昇進し年収680万ほどになっているようです。
高卒者で20代後半に大手企業に転職した私の友人の話
上の話に続きますが、地元クラスではなかなかの年収がもらえる、ア◯ヒ飲料。
26歳の頃に、求人案件があり建築業職人をやっていた友人が転職をする決意をしました。建築業ではやっぱり安定しませんのでナイスな選択だったと思います。それから、12年ほどたち、20代後半で転職をしたのにもかかわらず、職人の時には年収300万だったのに、今現在の年収は550万超えと聞きました。
高卒転職組でも、結果250万も年収が上がるのであれば、「まさに勝ち組」ではないでしょうか。
転職で失敗する人の共通点
ここまで、『転職はタイミングも必要だよ』とお伝えしましたが、タイミングの他にも重要なことがあります。
216名の転職者のアンケートを取った結果、転職で失敗する人の多くは、失敗する共通点が2点ありました。
- 転職サイトやエージェントサイトの登録数
- 基本的に業種の選び方のミスが多い
転職サイトやエージェントサイトの登録数
『20代男性・30代男性・40代女性』で転職サイトや、転職エージェントをフル活用したのに転職できなかった人の共通点がありました。
『同時に登録をしてたサイト数が6サイト以上』です。
20代の男性の方は、
- エン・ジャパン
- リクナビネクスト
- DODA
- JACリクルートメント
- リクルートエージェント
- マイナビ転職
40代女性の方は
- LiBzCAREER
- 女の転職@type
- リクナビネクスト
- スマートキャリア
- リアルミーキャリア
- マイナビ転職
などと、なんと6サイト以上を同時登録してました。そして、この2人の方のアンケートで目立つのが『転職サイトの批判が特に多い』です。転職をできない事を全て、サイトやエージェントの責任にして自分の非を一切認めない。
これだと、『転職てきないのも無理ないな』と感じます。実際に、複数登録のしすぎで『ダブルブッキング』をしたり『40代からは、マイナビ転職』の活用は少し無理があるかなと思ったりもしました。
後は、実際に『年収ベースがあまりにも低すぎる』のも目立ちました。(年収200万~300万未満)
転職する時には、活用するサイトは、2~4個までが私は理想だと思っていますし、さすがに6個とかになると『ただ転職サイトを眺めるだけ』になり、『転職エージェントの話も聞かないだろう』と勝手に思ってしまいます。
基本的に業種の選び方のミスが多い
サイト登録数が多いのほかに、気になるのが業種選びの選択ミスもあるように思います。
- 住宅設備関連商品の営業職→派遣形態での製造技能職
- Webデザイナーからキャリアカウンセラー
と、かなり異業種な転職ではないかと・・・思いました。女性の方は、子持ちなので時短希望が条件で求人検索してたようです。確かに、異業種に転職して成功する事例もかなり多いですが、キャリアアップする流れでの業種選択ではないかなと思います。
また、営業から派遣形態で製造技能職の転職をするのであれば、
- マイナビスタッフ
- リクナビ派遣
- リクルートスタッフィング
などの、『派遣サイト』を活用したほうが、マッチング率はかなり上がります。実際に今現在も『リクナビネクスト』には登録しっぱなしで求人を探しているとのことでしたので、上の3サイトを紹介しました。
転職で成功するための秘訣とサイト活用法
転職で成功させるためには、転職サイトやエージェントは4つまでに抑え、業種に特化したサイトを選ぶ、もしくは求人数が多いサイトを網羅したほうが希望する企業を見つけることができるでしょう。
一般転職者で活用する、転職サイトを2点あげるなら
- リクナビネクスト
- マイナビ転職
に、まずは登録するのが一番効率は良いです。また、エージェントサイトこの流れで登録するのであれば、
- JACリクルートメント
- DODA
とこの4つに絞り込むのが1番良いです。マイナビ転職は、同系列のエージェントサイトもそのまま利用できるので活用したいです。
また、リクナビネクストも登録後、リクルートエージェントの機能も使えるようになりますし、リクナビNEXTは『グットポイント診断』で適正職種も見つけることも可能ですし、『職務経歴書』などのフォーマットも用意されているので、職務の整理などもできるので利用しない手はないです。
転職で成功するためには、しっかりとした手順を踏むことが重要になります。
最後に
『就職や転職にはタイミングが必要だよ』の事例と『転職できない人の共通点』の2つの紹介をしました。
転職にはタイミングも必要ですし、職種選びとサイト選びの戦略も立てなければなりません。
どの『業種』を選び、どの『職種』で働きたいたいか、しっかりとすることです。
職種で『営業』と『事務』では、持ち合わせのスキルや経験で、企業も採用するしないも分かれますし、AIの進化も加速度的で、『2045年の技術特異点』に到達すれば、機械操作が主流の『業種』は衰退していくことでしょう。
転職で失敗する人は、それなりの行動をしています。そして、間違った選択をしていることが多いです。『やっぱり転職は無理かな』と思う前に、自分が「どの業種」の「どの職種」で働き、『年収条件や福利厚生はこれくらい』と明確な目標を立てることで転職は成功することでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。