転職コラム

30代でパワハラ被害にあったら転職するべき理由と対応策はこれだ!

30代になり、ふとした瞬間に「これはパワハラじゃないのかな?」と感じるあなたに伝えたいことがあります。

それは「パワハラだと少しでも感じたら転職するなりの対応をしたほうがいいよ」ってことです。

30代で受けるパワハラにも6種類ありますが、そのまま放置するとエスカレートする可能性もあります。

それでも「耐えてやる!」って気力があるのは、はじめだけで放置すれば過激になるかもしれませんし、精神的・肉体的に追い詰められた時、人は最悪のパターンを選ぶ可能性もあります。

正直な話、身近で自ら命を絶った人も見てますので、この記事は何があっても書こうと思いました。

また、「なぜ30代でパワハラの被害に遭ったら転職したほうがいいよ」と言えるのは、30代は転職でも最終年代に近い年齢層なので、苦痛に耐えるよりもパワハラ被害のない職場へ転職したほうがスッキリするし、身のためだよ。ってことです。

パワハラ被害を受けたので退職し転職したいけど、転職先に「どのように志望動機を書けばいいのかわからない」「そもそもパワハラ被害の種類ってなんだ?」「退職届を出したら受理されないかもしれない」などど色々な不安になるのがパワハラからの転職です。

ですが、このページで「パワハラの種類」「パワハラに遭った時の対処法」「パワハラから逃げる転職方法」などを紹介しますので、読み終えた時にはモヤモヤしていた気持ちがスッキリし明日からでも転職活動をしたくなることでしょう。

そもそもパワハラの種類って?

都道府県労働局に設置した総合労働相談コーナーに寄せられる「いじめ・嫌がらせ」に関する相談は年々増加し、平成24年度には相談内容でトップなっています。

出典:明るい職場応援団/厚生労働省

パワハラ=パワーハラスメントはマスコミやSNSの普及により近年は社会問題視されるようになりました。

明るい職場応援団/厚生労働省が提示しているパワハラの種類は6種型に分かれます。

  1. 身体的攻撃
  2. 精神的攻撃
  3. 人間関係からの切り離し
  4. 過大な要求
  5. 過小な要求
  6. 個の侵害

と、紹介されていますが、すべてを網羅したものではないと告知されていますが少し、詳しく掘り下げてみます。

出典:明るい職場応援団/厚生労働省

パワハラタイプ1 身体的攻撃

身体的攻撃のパワハラタイプは高圧的で、人前や、見えない場所で、殴る・蹴るなどの身体に傷病に関係することです。

この手のパワハラタイプは、こちらが手を出さないことがわかっている前提で、叩いたりしてきますので向かっていく勇気も必要となりますが、やり返せない立場の人が多いのが実情です。

パワハラタイプ2 精神的攻撃

精神的攻撃は、みんなの前に叱責されたり、メールなどで攻撃を受ける行為です。こちらも病院など傷病診断をもらえれば傷病手当申請をできますので、今の会社で業務を今後続ける場合は一度、お休みをいただいて考え直しても良いと思います。

パワハラタイプ3 人間関係からの切り離し

人間関係の切り離し=無視されたり、蚊帳の外にいることをです。歓送迎会や部署の納涼会などがあるのに、ハブられたりするので、精神的に追い詰められる結果となります。

パワハラタイプ4 過大な要求

過大な要求は、時間内にできるはずがない業務などを無理やり押し付け、サービス残業を迫られたり、とにかく、馬車馬のようにこき使われます。自分一人がその立場にある場合、もはや人として扱われていないとの同じです。

パワハラタイプ5 過小な要求

過小な要求は専門業務以外のことをやらされること。よくあるパターンが「お茶くみ」や雑用だけを1日中させられることです。もはや奴隷としか言えません。

パワハラタイプ6 個の侵害

家庭問題やプライベートに土足で勝手に入ってくる人です。このタイプはかなり陰湿な性格の持ち主なので距離を絶対に置くこと。私生活までもがぶち壊れます。

 

30代のパワハラを放置するとデメリットばかり

上記で説明したパワハラを放置してもデメリットばかりです。

主に分ければ2パターンのパワハラになります。

  • 肉体的苦痛
  • 精神的苦痛

結局、パワハラはこの2つの種類しかないですが、これらのパワハラを放置すると、動けなくなるほどのストレスを抱える人もいますし最悪の場合、本当に身を投げる人もいます。私の知り合い(年齢層はかなり年上)ですが「寝れない・疲れた・ごめん」とメモ書きをして命を絶った人を知っています。

この方は、某大手の製紙会社に勤めていてオペとしてかなり重要なポストにいた人ですが、精神的にも肉体的も疲れ果ててしまったのでしょう。

このように、パワハラを放置すると最悪の結果を招くことがあるので、苦痛になって動けなくなるのであれば「たとえ、給料が下がってもパワハラの無い会社へ転職したほうがいい」と思う次第です。

精神的な攻撃ほど心へのダメージは大きいので、少しでも「何かパワハラと感じることがある」のであれば、対処することです。

30代でパワハラに遭った時の対処法

パワハラへの対処法は3つあります。

  1. 録音など記録に残し上司に報告をする
  2. 上司などが対応をしてくれないのであれば裁判
  3. 裁判などしないで素早く転職する

録音で記録し上司に報告をする

もしも、上司にパワハラ被害の報告をするのであれば、音声などを録音し証拠として提示するのが有効です。

また、直属の上司からのパワハラでしたら、違う部署の上司や人事、社長などに直訴することです。

会社側としてもパワハラの被害を隠す企業もありますが、ネットに書き込まれれば噂もすぐに拡散される時代ですので対処する企業のほうが多いでしょう。(会社全体がブラックであればすべてを受け流されてしまう可能性があります)

また、スマホの録音機能だと会話を拾うことはできますが、出音のボリュームに限界がありますので、ボイスレコーダーなどを購入するほうが良いです。

最近では、ボールペンタイプなど視覚的にボイスレコーダーとわからないものもありますので、それらを使用するといいでしょう。

 

証拠用にも使えますが、普段から打ち合わせなどでも録音しておけば、約束事を思い出せますし、一石二鳥のマストアイテムです。

上司が対応してくれない場合、裁判という一手もあり(ただし疲れる)

パワハラ被害を報告しているのに、まったく対応してくれないこともあります。

ただ指を加えてるより、一矢報いたいのであれば、訴訟を起こすのも1つですが、損害賠償請求ですべて勝ち取れるケースばかりではありませんが、資料を見ると600万円ほどの損害賠償請求を勝ち取ったケースもあります。(身体的パワハラの案件)

出典:明るい職場応援団/厚生労働省

ただ、すべてが何百万も取れるケースではなく20万、30万ほどの金額しか認められないケースも多いです。

ましては、弁護士費用に掛かる金額なども考慮すると時間と体力は疲弊するかもしれません。

ですがパワハラで受けた苦痛を、第3者の手によってしっかりと裁いてもらいたいのであれば徹底的にやってみるのも良いでしょう。

リスタートするのであれば転職するのが効率的

また、30代で受けたパワハラ被害を裁判などに頼らずに、心機一転するのであれば、転職へ踏み出すことが一番手っ取り早いです。

ただ、転職活動するために「今すぐに退職するのはNG」です。

職がなくなってしまうと、心にゆとりが持てなくなり、理想の転職企業に行けなくなることもあります。

ですから、あと少しだけ耐えて、転職活動を成功させてから、有給を全て使い切り・パワハラ上司に心の中からこう叫んでください。

てん君
「お前のパワハラから解放されてスッキリした。ざまあみろ」
と。。。

ココに注意

でも、声に出しては言わないように・・・

 

引き止めに遭った時の対処法

退職する旨を伝えると「引き止められたり」するケースがあります。

  • もう危害は加えない
  • 給料ベースを上げるから待ってくれ
  • 繁忙期は勘弁してくれ
  • 終いには受理してくれない

などと、引き止められる可能性もあります。最後のケースは悪質ですよね。そもそも退職希望の引き留めは違法行為になりますので、高圧的に「待ったコール」が掛かっても自分主導で動くことです。

なかには、給与アップなどを交渉に使ったり、自分の業績や体裁のために引き止められるケースもありますが、聞く耳持たなくて良し。

退職するにも難儀するのであれば、退職代行を使うのも1つの手です。

転職コーチ
最近は、会社側が「退職代行を使い、退職することを禁ずる」など雇用契約規則に盛り込んでる企業もあるようです。

転職の時の理由は「一身上の都合により」が最も良い

転職時に気になるのが、前職の退職理由ですが、素直に「パワハラ被害に遭っていたので」などは絶対に禁句です。

「一身上の都合により」が一番、綺麗な言葉であり、これ以上も、これ以下もありません。

ただ、パワハラ以外で、他の理由があるのであれば伝えるのは良いです。

 

【結論】30代からのパワハラ被害に遭ったら我慢しないで100%転職するべき

30代でパワハラ被害にあって苦しんでいるのであれば、100%転職をするべきです。

このまま、居座っても改善されるならまだしも、そのような体質のある会社は改善させることはないでしょうし、改善されているのであれば、ここまで社会問題にならないと思います。

だからこそ、苦痛を伴う企業にいることを選択しないで、転職活動を推奨します。

本当に、精神的苦痛により動けなくなってからでは遅いのです。

 

それよりも、転職してパワハラの無い企業に就くことが、今後の生活のためにもなりますし、自分のための最良の選択肢です。

ハラスメント問題は色々とありますが「疑問に思うことがあれば」すぐにでも、転職という手段を活用することをおすすめします。

 

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